慢性閉塞性肺疾患(COPD)

タバコなど有害物質の煙を長期間吸入することにより引き起こされる肺の病気です。肺組織が破壊されたものを特に肺気腫と呼びます。初期では自覚症状が乏しいですが、徐々に痰がらみや動いたときの息切れが出てきます。診断は胸部レントゲン、CT、呼吸機能検査などで行います。最も重要な治療は「禁煙」です。症状をやわらげ身体活動を改善する治療として、気管支拡張作用のある吸入薬を使用します。吸入薬の種類は薬剤やデバイスが多岐にわたるため、各々の患者さんに合わせて適切な吸入薬を選択していきます。また肺炎を起こした場合は重症化するリスクが高いため、感染予防のため予防接種(インフルエンザ、肺炎球菌など)も推奨しています。

気管支喘息

空気の通り道である気道にアレルギーなどによる炎症が起こり、咳や喘鳴(ぜいぜい、ヒューヒュー)、呼吸困難を生じる病気です。夜から早朝にかけて症状がひどくなることが多く、ハウスダストの吸入などで悪化します。診断は症状の経過、呼吸機能検査、必要に応じて血液検査でアレルギー検査など行い、総合的に判断します。治療は吸入薬(吸入ステロイドや気管支拡張薬)やアレルギーの治療を行います。